「J:COMでんきは安い!」「セット割でお得!」と宣伝されているが、本当にそうなのか? インターネット上では「思ったほど安くならない」「解約時のトラブルが多い」などの批判も見られる。
電力自由化が進む中、多くの企業が電力販売に参入し、J:COMもその波に乗ってサービスを展開。しかし、J:COMは本来ケーブルテレビやインターネットの会社。果たして電力サービスの実力は?
本記事では
J:COMでんきの料金プラン・メリット・デメリット・口コミ・他社比較 を徹底的に分析し、本当におすすめできるのかを明らかにする。
契約を検討している人は、ぜひ最後まで読んでほしい。

キャンペーン内容 / 特徴
- 最大10,000円キャッシュバック!
- 手数料・解約違約金なし!
- 地域別の大手都市ガスより安い価格設定
- 安心の24時間365日サポート
- でんき・ガスセット割引あり
- 本記事はPRを含みます
当サイトはアフィリエイトプログラムを利用して商品の紹介を行っております。当サイトを経由しサービスのお申込みや商人の購入があった場合には提供企業から報酬を受け取る場合がありますがこれは当サイト内の各サービスの紹介や評価ランキングに影響を及ぼすものではございません。最新の情報については必ず公式サイトをご確認ください
J:COMでんきとは?基本概要と特徴
J:COMでんきの提供エリア・運営会社
J:COMでんきは、KDDI(au)の子会社である JCOM株式会社 が提供する電力サービスだ。2024年4月からは電力小売事業者が 住友商事 に変更され、J:COMは単なる取次業者となった。
これは「J:COMが自社で電気を供給する能力を持たない」という事実を示しており、実質的には「代理販売」に過ぎない。
提供エリアは以下の通り。
- 北海道電力エリア
- 東北電力エリア
- 東京電力エリア
- 関西電力エリア
- 中国電力エリア
- 九州電力エリア
※四国・北陸・沖縄は対象外。
「J:COMのインフラがある地域なら契約できる」と思っている人も多いが、それは誤解。J:COMでんきの提供エリアは電力会社の供給範囲に依存している。
どんな人が利用できる?(一般家庭・法人向けなど)
J:COMでんきは 一般家庭向けの電力プラン を提供しているが、特に J:COMの既存サービス(ケーブルテレビ・インターネット)を利用している人向け に設計されている。
一方で、法人向けのプランはほぼ存在せず、事業者向けの割引制度もない。そのため、 法人・商店・事務所での契約には向かない。
また、 オール電化向けのプランも提供されていない ため、夜間電力の安いプランを求める人にもおすすめできない。
J:COM電力とJ:COMでんきの違い
以前は「J:COM電力」という名称だったが、2024年4月に「J:COMでんき」へ変更された。これにより、次の点が変更された。
項目 | J:COM電力(旧) | J:COMでんき(新) |
---|---|---|
小売事業者 | JCOM株式会社 | 住友商事 |
電源調達 | 自社調達 | 住友商事経由 |
割引率 | 最大10%割引 | 最大3%割引 |
電源調達等調整額 | あり | なし |
最大の違いは 割引率の低下 だ。旧J:COM電力は300kWh以上の使用で 最大10%割引 が適用されていたが、新J:COMでんきでは 最大3%まで引き下げ られた。
これは事実上の「値上げ」と言える。

J:COMでんきの料金プランと割引制度(他社との比較付き)
料金プランの詳細(地域ごとのプラン・従量制など)
J:COMでんきの料金プランを詳しく見てみると、 実は東京電力などの地域電力会社とほぼ同じ であることがわかる。
一部の従量料金(kWh単価)がわずかに安いものの、その差は 1kWhあたり0.15~1.21円 の範囲に収まる。
例えば、東京電力エリアの場合 を見てみよう。
J:COMでんき vs 東京電力の料金比較
区分 | J:COMでんき | 東京電力 | 差額 | |
---|---|---|---|---|
基本料金 | 10A | 311.75円 | 311.75円 | ±0円 |
20A | 623.50円 | 623.50円 | ||
30A | 935.25円 | 935.25円 | ||
40A | 1247.00円 | 1247.00円 | ||
50A | 1558.75円 | 1558.75円 | ||
60A | 1870.50円 | 1870.50円 | ||
電気量料金 | ~120kWh | 29.65円 | 29.80円 | ▲0.15円 |
121~300kWh | 36.04円 | 36.40円 | ▲0.36円 | |
301kWh~ | 39.28円 | 40.49円 | ▲1.21円 |
✔ 最大の差は301kWh以上の使用時で、1.21円/kWh安いのみ。
✔ 基本料金は東京電力と完全に同じ。
✔ 毎月多くの電気を使う家庭でないとの節約効果はあまり感じられない。
つまり、「J:COMでんきに切り替えたら劇的に電気代が安くなる!」と期待している人は要注意だ。
基本的には、東京電力とほぼ変わらない水準で、微々たる節約しかできない。
どのくらい安くなる?セット割の仕組みと具体的な割引額
J:COMでんきが 唯一お得になる可能性があるのが、セット割引 だ。
契約サービス | 割引額(月額) |
---|---|
J:COMガス+J:COMでんき等 | ガス料金から110円引き |
✔ J:COMでんき単体では割引なし!
✔ 実質的に「J:COMガスの割引」であり、電気料金には直接関係なし。
✔ セット契約を解約した瞬間に割引は消滅。
J:COMでんきのメリット・デメリット
J:COMでんきのメリット
J:COMでんきには 特定のユーザーにとってメリットがあるが、万人向けとは言えない。
再生可能エネルギーに対応した「グリーンメニュー」がある
J:COMでんきでは「グリーンメニュー」という 再生可能エネルギーを選択できるオプション がある。
環境意識の高い人には魅力的だが、 料金は通常プランよりも割高 になるため、コスト重視の人には向かない。
解約違約金なし(契約期間の縛りが少ない)
J:COMでんきには 契約期間の縛りがなく、解約違約金もない。
例えば、auでんきやドコモでんきには「最低契約期間」があるため、途中解約すると違約金が発生する場合がある。
J:COMでんきはこの点では 比較的自由度が高い。
サービスもJ:COMでまとめると支払いが一括管理できる
J:COMでんきの大きなメリットのひとつが、J:COMのインターネット、テレビ、ガス、電話などと一緒に契約することで、支払いが一本化できる点 だ。
✔ 電気・ガス・インターネット・テレビ・電話の請求をまとめられるので管理が楽
✔ 支払先がJ:COMに統一されるため、家計の見直しがしやすい
✔ 銀行口座振替やクレジットカードの引き落とし先をまとめることで、支払い漏れを防げる
特に 家計管理をシンプルにしたい人や、複数の請求を別々に管理するのが面倒な人にとっては、利便性が向上するメリットがある。
デメリット
では、J:COMでんきの 「盲点」とも言えるデメリット を見ていこう。
プランの選択肢が少ない(オール電化向けのプランがない)
J:COMでんきは 「従量電灯プラン」のみ で、夜間割引のある オール電化プランが存在しない。
そのため、夜間の電力を多く使う オール電化世帯ではむしろ高くなる 可能性が高い。
ポイント還元がない(他社のような特典が少ない)
例えば、auでんきはPontaポイント、ドコモでんきはdポイントが還元される が、J:COMでんきには ポイント還元制度がない。
つまり、「電気料金が多少高くてもポイントが貯まる」メリットがJ:COMにはない。
供給エリアが限定されている
J:COMでんきは 北海道・東北・関東・関西・中国・九州 の 6地域のみ対応。
四国・北陸・沖縄では利用不可。
このため、転勤や引っ越しが多い人は「J:COMでんきが使えないエリアに移るリスク」を考慮する必要がある。
口コミ・評判を整理!本当に「悪い」のか?
J:COMでんきの評判は 賛否両論 だ。
良い口コミ・悪い口コミを整理し、本当に契約する価値があるのか を見極める。
良い口コミ
使えば使うほど料金が安くなる!
「電気使用量が増えれば割引額も大きくなる仕組みなので、たくさん電気を使う家だと毎月数百円単位で電気代が変ってきますのでお得なんじゃないかと思います。」
モモンガさん 電力会社Hack
まとめて支払いが便利!
「物件の方にもとからJ:COMが引かれており、不便もありませんでした。そこで今回どうせならと電気も統一しました。書類や明細などにも統一感があるしスッキリまとめられますね。電力の自由化というとイチからプランを調べて決めるのが面倒に感じていましたが、そのあたりもシンプルになっていてあまり悩むことなくシフトできています。」
とくめいさん みん評
悪い口コミ
「思ったほど安くならない」
「めちゃくちゃ安くなる!という訳では無いです。私が期待しすぎていただけかもしれませんが。支払いを1つにまとめられるのでjcomを契約している人なら乗り換えもありかもしれません。」
ちーずまんさん cheeese
解約金・手数料が高額
「解約金が2年縛りになっているので、解約月でないと手数料込みで23000円も取られる。」
主婦さん みん評
👉現在は契約の縛りが無く、解約金はかかりません。
J:COMでんきの最新情報・キャンペーン
J:COMでんきは、単なる電力販売業者ではなく、最新のエネルギー動向やキャンペーンを活用することで、他社との差別化を図っている。
しかし、その施策が本当に消費者にメリットをもたらしているのか? ここで検証していく。
ソーラー事業やカーボンニュートラルへの取り組み
J:COMは「2030年度カーボンニュートラル達成」を掲げ、再生可能エネルギーの普及を進めている。
その代表例が 「J:COMでんき ソーラーコース」 という太陽光発電サービスだ。
J:COMでんき ソーラーコースの特徴
✔ 太陽光発電システムを 無料設置(15年間の契約が条件)
✔ 契約期間終了後は ソーラーパネルを無償譲渡
✔ 余剰電力の売電も可能
一見魅力的に見えるが、ここに 落とし穴 がある。
15年間の契約縛り → 途中解約は不可
設置エリアが限定的 → 東京・埼玉の一部地域のみ
発電量によっては十分な節約効果を得られない
「無料」と聞くとお得に感じるが、長期間の契約縛りがあるため、実際のメリットは微妙 というのが正直なところだ。
現在開催中のキャンペーン情報(キャッシュバック・割引・特典など)
J:COMでんきは定期的にキャンペーンを実施している。
現在は、J:COMでんきでは特に目立ったキャンペーンは実施されていないため、発表され次第更新。
今後のサービス改善予定(J:COM公式発表の内容)
J:COMが公式に発表している 今後の改善予定 は以下の通り。
契約・解約の流れと発生する費用を解説
契約手順(申し込み方法・必要な情報・注意点)
J:COMでんきの契約は WEBまたは電話 で申し込み可能。
申し込みから開通までは 2~3週間程度 かかる。
申し込みに必要な情報
✔ 現在の電力会社名・契約種別
✔ 契約者名義
✔ お客様番号・供給地点特定番号(22桁)
申し込みの流れ
- WEBまたは電話で申し込み
- J:COMが現在の電力会社に解約手続きを代行
- 電力切り替え完了(メーター交換などの作業は不要)
手続き自体は 簡単 だが、「現在契約中の割引がなくなる」点には注意が必要。
例えば、現在東京電力で「電気+ガス割引」を受けている場合、J:COMでんきに切り替えることで 割引が消える可能性がある。
契約時に発生する費用(初期費用・工事費など)
J:COMでんきの契約自体に 初期費用や工事費は発生しない。
ただし、次のようなケースでは 追加費用が発生する可能性がある。
ケース | 発生する費用 |
---|---|
契約容量の変更(50A→40Aなど) | 3,300円 ※「容量の増加」もしくは「現在の容量で一年以上経過後」の場合は無料 |
解約手順(手続きの流れ・必要な書類・注意点)
J:COMでんきの解約手続きは J:COMカスタマーサポートに電話 することで可能。
解約後は 自動的に地域の電力会社の契約に戻る ため、特に手続きは不要。
解約の流れ
- J:COMカスタマーサポートに電話(WEBでの解約は不可)
- 解約希望日を伝える(月末解約推奨)
- 最終月の電気代請求を確認
- 翌月から新しい電力会社に自動切り替え
電話が混雑していることが多いため、解約は1ヶ月前には連絡したほうがよい。
解約時に発生する費用(違約金・解約手数料)
J:COMでんきには 解約違約金はありません。
ただし、他のJCOMサービスと長期割引で契約している場合などは発生する可能性があるため確認が必要です。
J:COMでんきはどんな人におすすめ?最適なプランをシミュレーション
「結局、J:COMでんきは誰に向いているのか?」という点を明確にするために、ケース別にシミュレーションを行う。
J:COMでんきが本当にお得な人、逆に契約を避けるべき人を整理しよう。
J:COMのインターネットやケーブルテレビを利用している人
J:COMでんきを契約するメリットの一つに、J:COMの他サービス(インターネット・テレビ・ガス・電話)と支払いを一本化できる 点がある。
電気・ガス・インターネット・テレビ・電話の請求をまとめられるので管理が楽になる
支払いの振込先をJ:COMに一本化できるため、家計管理の手間が減る
J:COMのマイページやアプリで使用状況をまとめて確認できる
特に、「毎月の支払いが複数の事業者に分かれているのが面倒」という人にはメリットが大きい。
環境意識の高い人(グリーン電力を利用したい人)
「J:COMでんきは環境に優しい」という点を重視するなら、グリーンメニューの選択肢がある。
J:COMは 「再生可能エネルギー100%の電力」 を供給するプランを用意しており、CO2排出量が実質ゼロになる。
再生可能エネルギーを使いたい人には選択肢のひとつ
環境負荷の少ないエネルギーを選びたい人に向いている
ただし、詳細な料金設定や適用条件については公式サイトでも情報が少ないため、契約前に十分に確認することが重要 だ。
電力使用量が多い世帯(割引率が高くなる条件)
J:COMでんきは 電力使用量が多いほど、相対的にメリットが大きくなる。
なぜなら、使用量に応じた単価設定がされており、使えば使うほど1kWhあたりの料金の差が出やすくなるからだ。
✔ 一般的な電力プランと同じ従量制だが、使用量が多いと割安になる場合がある
✔ 特に電気使用量の多い4人以上の家庭では、年間を通じてコストメリットが期待できる
一人暮らしやライトユーザーには向いているのか?
結論:J:COMでんきは一人暮らしにはあまり向かない!
その理由は電力使用量が少ないと節約効果がほぼないから。
したがって、電気の使用量が少ない一人暮らし世帯にとっては、J:COMでんきを選ぶ明確なメリットは見当たらない。
むしろ、ポイント還元のある他社の電気サービスを利用した方がトータルで節約につながる可能性が高い。
まとめ|J:COMでんきはお得なのか?契約前に知っておくべきこと
ここまでJ:COMでんきの料金、メリット・デメリット、口コミ、他社比較を徹底的に分析した。
最終的な結論を整理しよう。
メリット・デメリットを総まとめ
メリット
✔ J:COMの他サービス(ネット・テレビ・ガス・電話など)とまとめて支払いが一括管理できる
✔ 解約違約金がないのでリスクが少ない
✔ グリーンメニューを選べば再生可能エネルギーを利用可能
デメリット
✘ 電気単体では他社と比べてほぼ割安感がない
✘ セット割引のような電気料金の直接的な値引きはない
✘ 他社(auでんき・ドコモでんきなど)のポイント還元がないため、総合的なコストメリットは低い
おすすめできる人・できない人
対象者 | J:COMでんきをおすすめできるか? | 理由 |
---|---|---|
J:COMのネット・テレビを契約中の人 | ◎ | 支払いを一本化でき、管理が楽になる |
再生可能エネルギーを重視する人 | ○ | グリーンメニューが選べるが、料金は高め |
電気をたくさん使う家庭(4人以上) | 〇 | 使用量が多いほど料金メリットは大きくなる可能性あり |
一人暮らし・電力使用量が少ない人 | △ | 他社のポイント還元サービスの方がメリットが大きい |
結論:「J:COMユーザー限定でお得な電力プラン」。J:COM契約がないなら他社を検討すべき!
申し込み前に確認すべきチェックリスト
J:COMでんきを契約する前に、次の点を必ず確認してほしい。
✅ J:COMのネット・テレビ・ガス・電話を契約しているか?(していないなら他社の方が良い)
✅ 現在の電気代と比較して本当に安くなるか?
✅ 支払いをJ:COMにまとめたいのか?(それが不要なら他社を検討すべき)
✅ 他社(東京電力・auでんき・ドコモでんき)のプランと比較したか?
✅ 解約時の手続きや条件(特にセット契約解除時の影響)について把握しているか?
結論:J:COMでんきは「J:COMヘビーユーザー専用」の電力プラン
J:COMでんきは万人向けではなく、J:COMのネット・テレビ・ガスなどを契約している人にとって、支払いの一本化というメリットがあるプラン だ。
しかし、電気単体でのコストメリットはほぼなく、他社のポイント還元やキャンペーンを考慮すると、J:COMを利用していない人が契約する理由はほぼない。
最終的な結論
🔹 J:COMの他サービスを契約している人 → まとめて管理したいならアリ
🔹 それ以外の人 → 他社の電気プランを検討すべき!
