CDエナジーガスのメリット・デメリット完全ガイド｜他社比較＆料金シミュレーション付き

CDエナジーガスとは？

都市ガスの自由化に伴い、多くの新規参入企業が登場しましたが、その中でも注目されているのが「CDエナジーガス」です。
CDエナジーは、大手電力会社である中部電力ミライズと大阪ガスが共同出資したエネルギー企業で、東京ガスエリアで都市ガスを提供しています。

しかし、ガス会社を乗り換える際に「本当に安くなるのか？」「乗り換えた後のデメリットはないのか？」と疑問に思う人も多いでしょう。

本記事では、CDエナジーガスの料金・メリット・デメリットを徹底分析し、他社との比較や最新キャンペーン情報を踏まえて、あなたに最適なガス会社選びをサポートします。

東京ガスと比較して本当にお得なのか？

結論から言うと、CDエナジーのガス料金は東京ガスより約3％安いです。
特に、ガスの使用量が多い家庭では年間で数千円の節約が可能になります。

ただし、一人暮らしやガス使用量が少ない世帯では、あまり料金が変わらないこともあるため注意が必要です。

本記事では、CDエナジーがどんな人に向いているのかを明確にし、申し込みを迷っている人がスムーズに判断できるように構成しています。

CDエナジーガスの概要

運営会社：CDエナジーダイレクトとは？

CDエナジーダイレクトは、2018年に中部電力ミライズと大阪ガスの共同出資で設立されました。
主に関東圏（東京ガス供給エリア）で電気・ガスを提供しており、セット契約による割引やポイントプログラムなど、独自のサービスを展開しています。

項目	内容
運営会社	CDエナジーダイレクト（中部電力ミライズ・大阪ガスの合弁会社）
提供エリア	東京ガスの供給エリア（関東圏・日立市を除く）
提供サービス	電気・ガスの販売（セット割あり）
契約件数	約70万件（2024年時点）

CDエナジーは、単なる「安いガス会社」ではなく、大手エネルギー企業が運営する信頼性の高いサービスです。

対象エリア

CDエナジーの都市ガスは、東京ガスの供給エリア（東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県・茨城県・栃木県・群馬県）で利用可能です。
ただし、日立市（茨城県）では提供されていないので注意しましょう。

料金プラン

CDエナジーガスには、3つの料金プランがあります。
それぞれの家庭のライフスタイルや設備に合わせて、適切なプランを選択することが重要です。

プラン名	対象	東京ガスとの料金比較
ベーシックガス	一般家庭向け	東京ガスより約3％安い
ゆかぽかガス	ガス温水床暖房利用者向け	ほぼ変わらない（東京ガスの「暖らんプラン」と同等）
はつでんガス	エネファーム利用者向け	ほぼ変わらない（東京ガスの「エネファームプラン」と同等）

最もスタンダードなのは「ベーシックガス」プランで、多くの家庭で毎月のガス料金を節約できる可能性があります。

CDエナジーガスのメリット・デメリット

CDエナジーガスを契約する前に、メリットとデメリットをしっかり理解しておくことが重要です。
ここでは、他社と比較した際の優位点・注意点を詳しく解説します。

メリット

東京ガスよりガス料金が安い（約3％節約）

CDエナジーガスの「ベーシックガス」プランは、東京ガスの一般契約料金よりも約3％安く設定されています。

例えば、月間30㎥のガスを使用する場合の料金比較は以下のとおりです。

ガス会社	月額料金（目安）	年間節約額
CDエナジー（ベーシックガス）	約4,960円	–
東京ガス（一般契約料金）	約5,110円	約1,800円

1ヶ月で150円程度の差ですが、年間で計算すると1,800円以上の節約になります。

電気とのセット契約で適用される割引

CDエナジーでは、電気とガスをセット契約することで、電気料金（基本料金＋電力量料金）の0.5％が割引されます。
ただし、ガス料金にはセット割が適用されないため、誤解しないよう注意しましょう。

例えば、以下のようなケースを想定してみます。

項目	料金（通常）	セット割（電気0.5%OFF）	割引額
ガス代	5,000円	5,000円（変わらず）	0円
電気代	10,000円	9,950円	-50円
合計	15,000円	14,950円	-50円

📌 セット割のポイント
✅ 電気料金の0.5％が割引される（ガス料金は対象外）
✅ 月額50円、年間600円程度の割引になる
✅ 燃料費調整額は割引対象外

このように、セット割による節約額はそこまで大きくないため、「電気とガスを一本化して管理を楽にしたい」「カテエネポイントを活用したい」という人には向いていますが、純粋な節約目的だけで契約を検討する場合は慎重に考える必要があります。

初期費用・解約金なしで乗り換えやすい

CDエナジーガスは、初期費用・契約手数料が一切かかりません。
また、基本的に解約金も発生しないため、「試しに契約してみて合わなければ解約する」という使い方も可能です。

ただし、キャンペーン適用時には解約金が発生する可能性があるため、その点は注意が必要です。

WEB申し込みで簡単に切り替え可能

CDエナジーガスの申し込みは、公式サイトから簡単に完結します。
申し込みに必要な情報は以下の2点のみ。

1. 現在のガス会社のお客様番号（検針票で確認）
2. 供給地点特定番号（東京ガスの場合、13桁の番号）

この情報を入力するだけで、最短1ヶ月で切り替えが完了します。

カテエネポイントが貯まり、他ポイント（Tポイント、dポイント）に交換できる

CDエナジーガスを契約すると、カテエネポイントが毎月貯まります。
このポイントは、以下のサービスに交換可能です。

• Tポイント
• dポイント
• JALマイル
• CDエナジーの電気代に充当

ポイント還元率は決して高くはありませんが、少しでもお得に利用したい人にとっては魅力的な特典です。

デメリット

CDエナジーガスには多くのメリットがありますが、一方でいくつかのデメリットも存在します。
乗り換えを検討している人は、これらの注意点をしっかり把握したうえで判断しましょう。

ガス使用量が少ないと節約額がほぼ変わらない

CDエナジーのベーシックガスは東京ガスより約3％安いですが、使用量が少ない場合、月々の節約額は数十円～数百円程度にとどまります。

例えば、以下のケースを見てみましょう。

ガス使用量	東京ガス	CDエナジー	月間節約額	年間節約額
10㎥/月（1人暮らし）	約2,500円	約2,425円	約75円	約900円
30㎥/月（ファミリー）	約5,110円	約4,960円	約150円	約1,800円
50㎥/月（4人以上）	約8,500円	約8,245円	約255円	約3,060円

このように、一人暮らしのようなガス使用量の少ない世帯では節約額が小さいため、乗り換えのメリットが少ない可能性があります。

東京ガスの一部割引プランと比較すると、あまり安くならないことも

東京ガスには、「暖らんプラン」や「エネファームプラン」といった、特定の設備を利用する家庭向けの割引プランがあります。

CDエナジーには同様の「ゆかぽかガス」「はつでんガス」プランがありますが、これらの料金差はほぼないため、すでに東京ガスの割引プランを利用している家庭は、あまり節約できない可能性があります。

プラン名	東京ガス	CDエナジー	料金差
一般家庭向け	5,110円	4,960円	-150円
床暖房（暖らんプラン）	6,500円	6,495円	-5円
エネファームプラン	8,000円	7,995円	-5円

特に「暖らんプラン」や「エネファームプラン」は、東京ガスのサービスの方が手厚いサポートがあるため、無理にCDエナジーへ乗り換えるメリットが少ない場合もあります。

セット割が0.5％と少額で、大きな割引にはならない

CDエナジーは電気とセット契約で0.5％の割引を提供していますが、この割引率は決して大きなものではありません。

例えば、ガス代5,000円・電気代10,000円の家庭では、割引額は以下の通り。

項目	通常料金	0.5％割引後	割引額
ガス代	5,000円	4,975円	-25円
電気代	10,000円	9,950円	-50円
合計（セット割適用）	15,000円	14,925円	-75円

月間で75円、年間900円の節約ですが、「大幅に安くなる」とは言い難い数字です。
セット割を目的に乗り換えを検討している人は、この割引額をよく考慮する必要があります。

燃料費調整額の影響を受けるため、原料費高騰時には逆に割高になる可能性あり

都市ガス料金は、原料費調整制度に基づき、毎月のガス料金が変動します。

東京ガスは燃料費の上限を設けているのに対し、CDエナジーは燃料費調整額の上限がないため、原料価格が高騰すると、東京ガスよりも割高になるリスクがあります。

特に、国際的なエネルギー価格が上昇した2022年のような状況では、東京ガスの方が安くなるケースが発生する可能性があるため、長期的なコスト変動を考慮することが重要です。

契約期間の縛りはないが、一部キャンペーン適用時には解約金が発生することも

CDエナジーガスは基本的に契約期間の縛りがなく、解約金も不要です。

しかし、特定のキャンペーンを適用して契約した場合、一定期間内に解約すると違約金が発生することがあります。

状況	解約金
通常契約	0円
キャンペーン適用契約（例：3,000円キャッシュバック）	3,000円（1年以内の解約）

申し込み時にキャンペーン適用条件を必ず確認し、解約時に思わぬ負担が発生しないようにしましょう。

最新キャンペーン情報

CDエナジーガスでは、これまでにキャッシュバックやポイント還元などのキャンペーンが実施されていましたが、現在は目立った期間限定キャンペーンは行われていません。
ただし、今後キャンペーンが実施される可能性もあるため、公式サイトで最新情報をチェックすることが重要です。

契約関連（申し込み手順・発生する費用）

CDエナジーガスの契約は、公式サイトから簡単に申し込み可能です。
ここでは、申し込みの流れや発生する費用について詳しく解説します。

申し込み手順

CDエナジーガスの申し込みは、わずか3ステップで完了します。
特に、WEB申し込みが最も手軽でおすすめです。

✅ 【STEP 1】公式サイトから申し込み

• 申し込みページにアクセスし、契約者情報を入力

✅ 【STEP 2】現在のガス会社の情報を入力

• 「供給地点特定番号」（検針票に記載）
• 「お客様番号」（東京ガスの契約情報）

✅ 【STEP 3】申し込み完了→切り替え手続き

• 次回検針日からCDエナジーガスに自動切り替え
• 工事や立ち会いは不要

✅ 【完了】ガスの利用開始

• ガスの供給は途切れず、すぐに利用可能

申し込み後、特にやることはなく、ガス会社が自動で切り替わるので安心です。

発生する費用

CDエナジーガスは、初期費用・契約手数料は無料です。
ただし、一部のキャンペーン適用時には解約金が発生する場合があるため、申し込み前に確認しておきましょう。

費用項目	料金
初期費用	0円（無料）
解約金	なし（キャンペーン適用時は例外あり）
支払い方法	クレジットカード / 口座振替

💡 クレジットカード払いなら、ポイントが貯まるのでお得！

CDエナジーでは、口座振替のほか、主要なクレジットカードが利用可能です。
特に、Tポイントやdポイントと連携できるカードを使えば、さらにお得にガス料金を支払えます。

解約関連（解約手順・発生する費用）

CDエナジーガスは契約の縛りがないため、基本的にいつでも自由に解約が可能です。
しかし、一部のキャンペーン適用時には解約金が発生するケースもあるため、注意が必要です。

ここでは、解約手続きの流れと発生する費用について詳しく解説します。

解約手順

CDエナジーガスの解約は、以下の流れで行います。

✅ 【STEP 1】新しいガス会社を決める

• 東京ガスやLooopガスなど、他社へ切り替えを決定

✅ 【STEP 2】新しいガス会社に申し込む

• ガスの切り替えは新しい契約先が手続きをしてくれるため、利用者側でCDエナジーに解約連絡をする必要は基本的にない

✅ 【STEP 3】次回検針日で自動切り替え

• CDエナジーガスの契約は、次回の検針日から自動で解除される

✅ 【完了】解約手続き終了

• 特別な工事や立ち会いは不要

⚠️ CDエナジーガスへ直接解約を申し込む必要があるケース
以下のケースでは、CDエナジーのカスタマーセンターへ直接解約の連絡が必要です。

❌ ガスの使用自体をやめる（引っ越しなど）場合
❌ CDエナジーを解約して、プロパンガスに切り替える場合

この場合、カスタマーセンターに電話し、解約日を指定する必要があります。

📞 CDエナジーガス カスタマーセンター

• 電話番号：0120-911-991（受付時間 9:00〜18:00 / 年中無休）

解約時に発生する費用

基本的に、CDエナジーガスの解約には違約金や手数料は発生しません。

項目	費用
解約手数料	0円（無料）
違約金	なし（ただしキャンペーン適用時は例外あり）

ただし、キャンペーンを適用して契約した場合は、一定期間内の解約で違約金が発生する可能性があるため、契約時のキャンペーン内容を確認しましょう。

💡 キャンペーン適用時の違約金例

キャンペーン名	特典	解約金	適用条件
新規契約キャンペーン（3,000円キャッシュバック）	3,000円	3,000円	6ヶ月未満の解約
電気とガスのセット割特典	毎月0.5％割引	なし	なし

このように、一部キャンペーンでは短期間で解約するとキャッシュバック相当の違約金が発生するため、注意が必要です。

引っ越し時の注意点

引っ越しをする際は、新居でもCDエナジーを継続利用できるかを確認しましょう。

✅ CDエナジーが新居のエリアで利用可能かチェック
✅ 引っ越し予定日の1週間前までにカスタマーセンターへ連絡
✅ 新居でのガス開栓作業が必要な場合は、立ち会いを予約

📞 CDエナジーガス カスタマーセンター

• 電話番号：0120-911-991（受付時間 9:00〜18:00）

⚠️ 引っ越しの際は解約金が発生するケースもあるため、必ず事前に確認しましょう！

他社比較｜CDエナジー vs 東京ガス・Looopガス・エネオスガス・レモンガス

「CDエナジーガスは本当にお得なのか？」を判断するために、他の都市ガス会社と料金・サービスを比較してみましょう。
特に、東京ガス・Looopガス・エネオスガス・レモンガスと比較し、それぞれの強み・弱みを明確にします。

料金比較（例：月30㎥使用時）

ガス料金は「基本料金」＋「従量料金（使用量に応じた料金）」で構成されます。
以下の表は、月30㎥の使用時の料金を比較したものです。

ガス会社	基本料金	1㎥あたりの従量料金	月額料金目安
CDエナジー（ベーシックガス）	735.46円	140.76円	4,960円
東京ガス（一般契約料金）	759.00円	145.31円	5,110円
Looopガス	725.00円	143.00円	5,050円
エネオスガス	750.00円	144.50円	5,080円
レモンガス	710.00円	141.00円	4,980円

🚀 料金比較のポイント
✅ CDエナジーは東京ガスより安いが、Looopガスやレモンガスと比べると微差
✅ 最安値を求めるならレモンガスやLooopガスの方がやや安い
✅ 電気とセットで割引を受けられるかどうかも重要な判断基準

CDエナジーガスは、東京ガスと比較すれば月約150円・年間1,800円の節約が可能ですが、他の新電力系ガス会社と比べると料金差はほとんどありません。

メリット・デメリット比較

CDエナジーと他社のガス会社を、料金の安さ・セット割・契約のしやすさなどで比較しました。

項目	CDエナジー	東京ガス	Looopガス	エネオスガス	レモンガス
料金の安さ	◎	△	○	△	◎
電気とのセット割	あり（0.5％）	あり（0.5％）	なし	あり（0.5％）	なし
契約・解約のしやすさ	◎	○	○	○	○
ポイント還元	◎（カテエネ）	△（東京ガスポイント）	なし	△（エネオスTポイント）	なし
ガスの安定供給	◎（大手運営）	◎（大手運営）	○	○	○

📌 CDエナジーの強み
✅ 東京ガスより安い（約3％お得）
✅ カテエネポイントが貯まる（電気とセットでよりお得）
✅ 解約金なしでいつでも乗り換え可能

📌 CDエナジーの弱み
❌ Looopガスやレモンガスの方が若干安い
❌ セット割引が0.5％と小さい
❌ 燃料費調整額の上限がないため、価格変動リスクがある

「最安」だけを狙うならどこがいい？

CDエナジーより安いガス会社も存在しますが、他の条件（ポイント還元・セット割など）も加味すると、単純な「最安値」だけで選ぶのは難しいです。

優先事項	最適なガス会社
とにかく最安値を狙いたい	レモンガス or Looopガス
電気とセットで割引を受けたい	CDエナジー or 東京ガス
契約の安定性・実績を重視	東京ガス or CDエナジー
ポイントを貯めてお得に利用したい	CDエナジー（カテエネポイント）

CDエナジーは、「最安値」ではないものの、セット割やポイント還元を活用すればトータルでお得になることが多いです。

結局、CDエナジーガスはどんな人におすすめ？

CDエナジーガスは、特定の条件に当てはまる人には非常におすすめですが、逆に向かないケースもあります。

こんな人におすすめ！

✅ ファミリー世帯でガスの使用量が多い人（年間数千円の節約が可能）
✅ 電気もCDエナジーにしてセット割を活用したい人
✅ ポイントを貯めてお得に使いたい人（カテエネポイント活用）
✅ 契約の柔軟性が欲しい人（解約金なしで乗り換え自由）

こんな人には向かない…

❌ 一人暮らしやガスの使用量が少ない人（節約額が数百円程度でメリットが薄い）
❌ 東京ガスの「暖らんプラン」や「エネファームプラン」を契約している人（料金差がほぼない）
❌ とにかく最安値のガス会社を探している人（Looopガスやレモンガスの方が若干安い）

CDエナジーは、「東京ガスより安く、セット割やポイント還元を活用できる」という点が最大の魅力ですが、一人暮らしなどガス使用量が少ない世帯では大きなメリットが得られません。

まとめ

✅ CDエナジーガスは東京ガスより約3％安く、年間1,800円程度の節約が可能
✅ 電気とのセット割でさらに0.5％の割引が適用される
✅ Looopガス・レモンガスの方が若干安いが、カテエネポイントを考慮するとCDエナジーもお得
✅ 一人暮らしではメリットが少ないため、使用量が多い家庭向き
✅ 契約・解約の手続きが簡単で、解約金なし（キャンペーン適用時は例外あり）

💡 最適な選択をするために、今のガス料金を確認し、どのプランが一番お得かシミュレーションしてみましょう！

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